ユニットバスのリフォームというと、浴槽や床、壁すべてを新しいものと交換するというイメージがあるかもしれませんが、交換をせずに、塗装をするというリフォームの方法もあります。新しいユニットバスに交換する場合、最低でも50万円程度の費用は必要となります。一方、浴室塗装の場合、4~15万円程度が相場となっていますから、大幅にコストを抑えることができます。浴室というのは、毎日の使用する場所ですから、湿気や石鹸カスなどによってカビが発生したり、長年の使用によるひび割れなど、あらゆる劣化が現れてきます。
どんなにきれいに掃除をしていても、徐々に塗装は剥げていきますから、そこに汚れがつきやすくなったり、カビが生える原因となります。このように、壁の汚れやカビが発生するだけではなく、塗装がはがれたり浮いてきた場合には、リフォームのタイミングといえます。ユニットバスによっては、浴槽だけを交換するということも可能ですが、同じサイズや適した部品を探す必要があり、規格があわない場合は全体を交換する必要があります。明らかに配管などにも不具合がある場合には、新しいユニットバスに交換した方が良いですが、塗装のはがれや浮きなど見た目の問題であれば、浴室塗装でも十分効果を得ることができます。
浴室塗装は、きちんと下地処理を行いますから、耐久性も復活し、塗装によって新品のような美しいお風呂を取り戻すことができます。また、フッ素コーティングや防カビコーティングなどを施すことで、お手入れが楽になります。